精液検体の採取方法
精液検査のご利用に際して、射精可能な場合の精液の採取は、以下の手順によって行って下さい。

1)禁欲期間は二日以上、五日以内が理想的です。
 氏名、禁欲期間、採取日時を明記して下さい。


2)採取は(院内)検査室近くのプライバシーの保てる部屋で行うか、採取後1時間以内に持参させるようにして下さい。

3)精液はマスターベーションで採取します。
 容器は滅菌の広口のガラス製のものを温めて(20〜40℃)使用して下さい。プラスチック製のものは精子に対する毒性が無いことを確かめてから用いる必要があります。潤滑剤は使用しないで下さい。細菌検査を行う場合には、排尿後に手とペニスを洗浄・消毒してから滅菌した容器に採取して下さい。


4)通常のコンドームは殺精子作用を示す可能性があるため使用に適しません。

[上記の記述は、日本不妊学会編「新しい生殖医療技術のガイドライン」に準じたものです]