クアトロテストは、胎児がダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査です。確定診断である羊水検査やより正確な情報を得るための画像診断の必要性を考慮する材料になります。
クアトロテストは、妊婦さん一人ひとりの確率を算出します。さらに基準となる確率(カットオフ値)より高い場合は、スクリーニング陽性、低い場合はスクリーニング陰性と報告されます。
妊婦さんの年齢が高くなるほど、ダウン症候群や18トリソミーの赤ちゃんが生まれる頻度が高くなります。
妊婦さんから血液を採取し、血液中の4つの成分を測定します。これらは妊娠中に胎児または胎盤で作られる成分です。
検査推奨時期は、妊娠15週から17週頃までです。
妊娠15週0日から21週6日まで検査をすることが可能ですが、クアトロテストの結果を見てから羊水検査を受ける場合があるため、17週頃までに受けることが望ましいです。なお、妊娠15週未満では検査できません。詳しくは医師にご確認下さい。