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〒520-0851 滋賀県大津市唐橋町22-7
丁寧なヒアリングと十分なインフォームドコンセントのもと、患者さん一人ひとりにオーダーメイドの治療を行うよう心がけております。
痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、その根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。慢性的ではありますが、適切な治療をきちんと受ければ、いずれ快適な日常生活を送れる状態になり、通院回数も少なくすることができます。悪化させてから外用するのでなく、悪化させる手前でステロイドを適切な外用方法で使うproactive療法により、皮膚をいい状態に保つことで,drug freeの状態に持っていくことも可能です。西陣病院では、10年以上、アトピー外来を続けてきました。初診のときには、掻き傷がいっぱいだった方、いろいろな病院を回ってこられた方も、自分の病気を理解され、前向きに取り組まれることで、良くなって行かれるのは、嬉しいことです。これまでの経験をいかして、アトピーで悩んでおられるかたの、治療にかかわれればと思っております。
じんましんは数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。一部にはピロリ菌などの病巣感染や膠原病などの内科疾患のひそんでいるものもあります。当院では原因の検索と、症状や状況に応じて適切な抗アレルギー薬の処方や、慢性化したものでは漢方薬の処方や、日常生活での留意点など指導致します。
水虫も抗真菌剤の開発により、根治できる疾患となっています。但し、適切な治療方法と、半年近い継続治療が必要です。水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚表面の角質層に感染することで発症します。ゆびの間の皮がめくれたり,水疱、かかとが硬くなるなどの症状が現れます。ただし,似た症状があっても必ずしも水虫とは限りませんので検査が必須です。一般的には抗真菌外用薬で治療しますが,爪白癬などの場合は内服薬が必要となることもあります。 顕微鏡を使って真菌の有無を確認したうえで,適切な治療法を提案します。爪白癬の場合内服薬が第一選択ですが、基礎疾患のため内服治療ができない方には、ケラチンに親和性がないため爪への浸透力の優れた抗真菌剤が最近開発されました。ご相談ください。
抗菌薬の内服や外用、ニキビの角栓(面皰)をなくす外用剤、各種ビタミン剤や時に漢方の内服などの薬物療法があります。面皰を予防改善する外用剤としてアダパレン(ディフェリン)が推奨度の高い治療です。角栓を緩める外用剤として過酸化ベンゾイル(ベピオゲルとデュアック)も2015年に発売されました。ディフェリンの刺激症状のため、治療を中断された患者さまも、工夫により刺激症状は緩和できますので、あきらめずにご相談下さい。一部のニキビには、マラセチアなどカビが関与しているものもあります。ニキビの治療は継続が必要で、患者さんの治療へのモチベーションが何より大切です。不規則な生活やストレスも悪化の誘因です。数年後に、ニキビの傷跡で悩まないために一緒に治療に取り組みましょう。
原因は単純ヘルペスウィルスで、幼時に感染して体内に普段ひそんでいるウィルスが体力の弱った際に活性化します。 軽症の場合は外用剤の治療を行いますが、内服薬による治療が有効です。当院では、迅速なウイルスの診断も行います。
帯状疱疹は神経に沿って、帯状に水疱ができ、その場所に痛みが生じる病気です。 原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスで、水痘(水ぼうそう)にかかった後、何十年も体内に潜んでいて、過労、睡眠不足、風邪などで体力が弱った際に、ウイルスが活性化されて発病すると考えられています。 治療の開始が遅くなると神経痛が何年も残ることがありますので、早めの抗ウイルス薬投与が重要となります。
いぼの種類はウイルス性のものから加齢による良性腫瘍性のものまで原因は様々です。いぼによっては、放っておくと大きくなったり拡がっていきますので早めの治療が必要になることもあります。 当院では、いぼの種類を判別しそれぞれに適した治療法を提示いたします。最近は、陰部の尖圭コンジローマというイボは塗り薬で治療できます。
陥入爪は爪の角がトゲのように刺さり炎症を起こした状態をのことを言います。 それに対して巻き爪とは爪が巻きこんでいる状態のことを言います。自費診療となりますが、麻酔を必要としないVHOのワイヤー治療も行います。1年位、3か月ごとの治療の継続は必要です。
脂漏性湿疹とは、頭や顔面などの皮脂の多い部位に皮膚炎が起こる病気です。皮脂は皮脂腺から毛穴を通じて分泌されています。脂の分泌が多くなった状態を脂漏といい、炎症をともなったものを脂漏性湿疹と呼ばれています。脂漏性湿疹の原因は皮脂の多い部位に常在するマラセチア菌が原因による皮膚炎です。
掌蹠膿疱症とは、掌蹠膿疱症は名前の通りで、手のひら(掌)や足の裏(蹠)に小さな水疱や膿疱ができる病気です。治りかけには、皮が厚くなったり捲れたりします。細菌がついて化膿したのではなく、一種のアレルギーの反応によって白血球が集まったと考えられています。原因は不明なことも多いのですが、扁桃腺(へんとうせん)など慢性的な炎症に対する反応として生じることもあります。また、喫煙が関係している場合もあります。乾癬の仲間とも考えられています。ステロイド薬の外用薬やビタミンDの外用薬が使用されます。紫外線療法エキシマライトの照射が有効で。
紅班の上に白い牡蠣殻状の鱗屑を伴った発疹で、頭皮や肘、膝といった外からの刺激が強い部分に現れやすいです。場合によっては関節痛も生じます。 慢性的な疾患ですが、乾癬の発疹のない状態を長期間保つこともできます。爪にも、一見水虫のような角質の肥厚を伴うことがあります。 当院では、広範囲の皮疹にはナローバンドによる治療をおこないます。爪や頭部の乾癬にはエキシマライトによる治療が有効です。ナローバンドでは週3回、エキシマライトでは週1回の治療が望ましいですが、3か月くらいで寛解すれば治療回数を減らしたり、休止できます。併せて、生活習慣の改善なども大事です。
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白斑の原因には、先天性のものと、後天性のものとがあります。後天性にできる、免疫反応が関与している白斑です。アトピー性皮膚炎に合併することも多いです。成人にできて、両側性にできるものは、エキシマライトによる紫外線治療に反応するものが多いです。
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円形脱毛症とは、髪の毛が突然抜けはじめる病気です。年齢や男性女性にかかわらずみられますが、脱毛の原因としては最も多い疾患です。アトピー性皮膚炎に合併することも多いです。他の、脱毛症の鑑別も大切です。副腎皮質ステロイド薬や塩化カルプロニウム液の外用や内服をおこなうこともあります。希望により、液体窒素による凍結治療や、紫外線治療も行います。
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軟線維腫とは、首にたくさんできる細かいいぼでスキンタッグとも呼ばれています。大きさは1〜3mm程度のものが多く、色は褐色調で、皮膚面から少し飛び出ています.良性の皮膚腫瘍の一種で、感染性はありませんが、衣類でこすれて炎症を起こすことがあります.年齢とともに徐々に増大するため、年をとるといぼは目立ってきます。液体窒素でとる方法があります。
タコ・うおのめとは、皮膚の角層が肥厚した状態です。 様々な理由で、同じ部位に刺激が加わり続けると生じます。よく使用されるスピール膏は適切に使わないと、かえって皮膚がただれたり、そこから感染を起こしたりすることもあります。また、子供の場合うおのめのように見えても、いぼのことが多いです。
傷が治る過程で、本来は傷を埋める役割のある組織が過剰に増殖してしまい、しこりになったものがケロイドと肥厚性瘢痕です。組織の過剰増殖がゆっくりしながらも進行して、始めにできた傷の範囲を超えて周囲に拡大するものをケロイドで、一時的で、傷の範囲内に限られるものを肥厚性瘢痕といいます。ケロイド、肥厚性瘢痕の治療は、薬物療法、圧迫療法が中心になります。ステロイド含有のテープなどがあります
皮膚癌にはその悪性度や転移の頻度など様々なものがあります。日光角化症など、早期のものは、外用薬で治療できるものもあります。HEINE社のダーマトスコープによる診断を行います。
小児皮膚科の対象年齢は、主に乳幼児期から学童期です。アトピー性皮膚炎、あせも、とびひ、いぼ、水いぼ、おむつかぶれなどお子様に多い皮膚疾患を診察しています。 小児の皮膚の大きな特徴として、バリア機能が弱いことが挙げられます。そのため、ドライスキンとなったり、ウイルスや細菌に感染しやすいです。人間の皮膚の表面は、皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子等により水分が逃げないように守られていますが、小児は皮脂の分泌が少ないため、ドライスキンになりやすいのです。
子供のアトピー性皮膚炎では、治療の目的は二つあります。一つは、皮膚炎の悪化を繰り返すことで長期化させないということです。もう一つは、最近アレルギーの成立機序として、経皮感作が注目されており、皮膚炎を悪化させることで、食物アレルギーや喘息を誘発することがわかってきましたので、皮膚炎を治療することで食物アレルギーや喘息を予防する事も目的です。適切な治療をきちんと受ければ、いずれ快適な日常生活を送れる状態になり、通院回数も少なくすることができます。正しいスキンケアを覚えて頂けるよう、丁寧な指導をさせて頂きます。
とびひとは俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。細菌による皮膚の感染症で、子供の夏の疾患です。みずぶくれや、ただれたような皮膚やかさぶたができます。ブドウ球菌や溶血 性連鎖球菌(溶連菌)などが原因菌です。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。抗生剤の内服や湿疹に対する外用剤が必要です。乳幼児では、細菌の表皮剥離毒素により熱傷様の皮膚炎を起こし重篤化することもあり、早期の適切な治療が必要です。
子供のうおのめとおもっているものは、ほとんどがウィルス性のイボです。放っておくと大きくなったり拡がっていきますので早めに液体窒素などの治療が必要です。数がふえたり、足の裏などで深くなっていると、治療に回数を要します。液体窒素治療は2週間から3週間ごとに行います。
みずいぼはウィルスによって生じます。たくさんできることが多いです。多くの場合、1,2年で自然治癒するとされています。 基本的には自然治癒を待っていて良いのですが、数がすくない場合や、状況によっては、麻酔のテープを使用して痛みを軽減する方法で摘除します。ちなみにアトピー性皮膚炎がある場合水いぼができやすくなりますので、アトピーの治療を普段からしっかり行うことも重要です。
毛虫皮膚炎など掻痒感のつよい季節性のものや、ペットからのノミ、腫脹してくるムカデなどあります。虫によって分布に特徴があります。蜂に刺された場合は、蜂のアレルギーがあるか抗体価を調べることもできますし、アナフィラキシーに備えて、携行用のエピペンの指導を致します。
選択的中波長紫外線療法とは、太陽光に含まれるUVA,UVB, UVCの波長のうち、皮膚治療に有効性が確認された、中波長の領域に含まれるエキシマライト(308nm )を照射して、皮膚の免疫反応などに働きかけて皮膚疾患を治療する方法です。
皮膚に炎症をおこしたり赤くやけどさせる300nm以下の波長をカットすることにより、副作用を少なくし、治療に有効な波長のみを照射することが可能となりました。
欧米では、数十年実績のある治療です。
日本でも、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、結節性痒疹、アトピー性皮膚炎の痒疹、菌状息肉症、に保険適応があり、1回の費用は1000円位です。円形脱毛症、にも有効です。
当院では、イタリアDEKA社製の、照射部位にあわせて照射面積をこまめに調整できるターゲット型のエキシマライトを導入しております。
治療は数秒でおわり、痛みはない治療です。疾患により異なりますが、週1から2回位の通院で、数週間で効果のあるもの、数か月継続の必要なものがあります。
巻き爪には、麻酔の必要ないワイヤーによるVHO療法による治療を行っています。 (自費診療)
ウイルス性疣贅、いわゆるイボ、に対して行う治療です。数がふえたり、大きくなると、治療に数か月要することもあり、早めの治療が大切です。
女性の首にできる褐色のちいさなイボ、顔の膨らんだシミなどの脂漏性角化腫といった良性の皮膚腫瘍の治療にも有効です。麻酔は必要ありません。
血液検査
巻爪に、麻酔の必要ない、ワイヤーによるVHO療法をしています。自費で初回15000円、必要であれば1年間3か月毎に12000円
ピアス穴あけは、疼痛の少ないJeisys社のハンドルを使用しています。耳介のピアスのみ当院では行っており、軟骨のピアスは行っていません。15歳以上の方を対象としています。未成年のかたは、保護者の方の同意を、同意書もしくは電話確認させて頂きます。
料金は片耳3000円、両耳5000円です。
ニキビのスキンケアに欧米ではニキビ治療のガイドラインで推奨されている穀類や酵母に含まれている天然物由来のアゼライン酸外用薬があります。ディフェリンより刺激症状が少なく、美白効果もあります。1800円
抗酸化作用や、皮膚の老化の予防や、コラーゲンの生成にかかわるビタミンCですが、高濃度安定型のロート製薬のクリニック専用のビタミンC外用液をおいています。
男性型脱毛には、プロペシアの内服、1か月28日分自費7000円
〒520-0851
滋賀県大津市唐橋町22-7
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