★内視鏡での鎮静剤の追加料金はかかりません。
★胃カメラ検査は初診の方でも電話予約できます。
★同一日に胃、大腸内視鏡検査可能です。(希望があれば鎮静剤を使用しますのでうとうと眠った状態で検査可能です)
★日帰り大腸ポリープ切除も行っております。
★ピロリ菌の検査、除菌も可能です。
2020/3/1~2024/11/30 |
件数 |
胃カメラ |
4283件 |
大腸カメラ |
3146件 |
日帰り大腸ポリープ切除術 |
1440件 |
上部内視鏡検査(経鼻胃カメラ)について
食道、胃、十二指腸の検査です。
逆流性食道炎、胃、十二指腸潰瘍、食道癌、胃癌などの診断が可能です。
ピロリ菌感染が疑われる場合は、ピロリ菌検査も行います。
陽性ならば、除菌治療を行います。
ご希望の場合、鎮静剤を使用し眠った状態で検査を受けて頂けます。(鎮静剤の費用は無料です)
検査時間
午後診療は月曜日~土曜日まで毎日 午後診療は月曜日、木曜日、金曜日に胃カメラ実施
①8:00 ②8:15 (①~②は胃カメラ専用時間) ③10:00 ④11:00の午前診療時間
⑤午後診療時間内は随時行っております。
検査について
太さ5mm程度の最新の細径スコープを使用します。
一般的には鼻から挿入するほうが、嘔吐反射が少なくて楽なのですが、希望があれば経口からも行います。病変があれば生検も可能です。
費用
①保険診療の場合
3割負担の場合 3500円ほど 1割負担の場合 1200円ほど
生検検査を行うとそれ以上の費用がかかります。
②保険適応外の場合
18,000円
胃カメラと同時に1ヶ所、生体検査を行った場合
30,000円
胃カメラと同時に2ヶ所、生体検査を行った場合
40,000円
当院の上部内視鏡検査(経鼻胃カメラ)の特徴
1、眠った状態で受けられる痛くない、苦しくない胃カメラ
眠っている状態で検査を受けられます。
希望があれば鎮静剤を使用します。この場合、眠っている間に検査が終わり、非常に楽です。
眠気が続く場合がありますので自動車やバイクを運転しての来院は不可です。
鎮静剤を使用した胃カメラを受けて頂いた後は、約1~2時間程度院内で休んで頂く必要があります。検査後もお休み頂けるベッドを用意しております。
しっかり起きていただいた状態で検査後の説明をさせていただきます。
鎮静剤使用に関しては、別途料金は生じません。
2、消化器内視鏡学会専門医による検査
消化器内視鏡学会専門医である私が検査、診断、説明を責任をもって行います。
私は日本消化器内視鏡学会の専門医であり、食道がん、胃がん、大腸がん、胆道がんをはじめとした消化器疾患の検査、診断を行ってきました。消化器を知り尽くした医師が合併症のない、正確な鑑別診断を行う内視鏡検査を提供します。なお、生検を行った場合、その結果は後日改めて診察にて分かりやすく説明いたします。
3、総合病院と同等の高性能の医療機器
内視鏡機器は富士フィルムの最新鋭のEP6000システムを採用しております。非常に高性能の機器ですのでとても鮮明な画像が得られ、より正確な診断が得られます。
当院で使用する内視鏡は最新式の高機能機種です。
経口の内視鏡が直径約10mmなのに対して、経鼻は5.9mm。細くてしなやかなスコープなので小回りが効いて狭い空間でもスムーズに反転して観察することができますので、従来の
太い内視鏡では見づらかった場所の病変も見つけやすくなりました。
EP6000システムの特徴
「マルチライトテクノロジー」により、微小な病変の観察をサポート
複数の照明の発光強度比を高精度に制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成し、画像処理を組み合わせることで、観察に適した画像を作り出す技術
「マルチライトテクノロジー」を採用。粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して
表示する機能「LCI」により、微小な病変の観察をサポートします。
4、最高水準の衛生管理
ガイドラインに準拠し、1件ごとに手洗いと最新の富士フィルム製内視鏡洗浄機による洗浄・消毒を行うことで様々な病原菌を制御し、確実で安心できる洗浄システムを採用しています。また検査で使用する物品は全てディスポーザブルとしております。
上部内視鏡検査(経鼻胃カメラ)の流れ
検査時間は5~10分程度です。
検査の流れは次の通りです。
予約
初診の方のWEB予約、電話予約も可能です。
(当日の検査申し込みにもできる限り対応しております)
検査時間
午前診療は月曜日~土曜日まで毎日 午後診療は月曜日、木曜日、金曜日に胃カメラ実施
①8:00 ②8:15 (①~②は胃カメラ専用時間) ③10:00 ④11:00の午前診療時間
⑤月曜日、木曜日、金曜日の午後診療時間内は随時行っております。
検査前に普段の病気、内服されているお薬について問診いたします。
鎮静剤使用を希望される方も予約の際にお知らせください。
検査を受ける準備、注意事項
●午前中の検査をご希望の場合は前日午後9時からの絶食が必要です。
●午後診療時間内で検査をご希望の場合は朝ご飯はしっかり食べて頂き、お昼は食べずにお越しください。
●前日のアルコールは控えてください。
●絶食後も少量の水分は摂取可能です。
★検査の流れはこちら
鼻から入れる胃の内視鏡検査の進め方
Step1 問診
検査前に問診をさせて頂きます。
Step2 前処理-消泡剤を飲みます
胃の中の泡を取りのぞき、胃の壁をきれいにするために、消泡剤(やや苦目の白い液体です)を飲みます。
※これは口からの胃内視鏡検査の場合も同じです。
Step3 前処理-鼻腔に局所血管収縮剤スプレーします
鼻腔粘膜の血管を収縮させます。出血しにくくするだけではなく、鼻のとおりもよくするために行います。
スプレーは風がシュッと入るような感じで、ほとんど痛みはありません。
Step4 前処理-鼻腔に麻酔薬を注入、局所麻酔を行ないます
小さな注射器型の注入器で流し込みます
Step5 前処理-麻酔薬を塗ったチューブを挿入します
細くて柔らかいチューブにゼリー状の麻酔薬を塗り、鼻腔に挿入します。鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡の
通過がスムーズになります。
内視鏡と同じ太さのチューブを使うので、この段階で、実際の内視鏡の挿入感をイメージしていただけます
Step6 挿入-鼻からゆっくり内視鏡を挿入します
前処理を行なった側の鼻へ内視鏡を挿入します。この時、違和感はあるものの、ほとんど痛みを感じる事はありません。
太さ5.9mmの最新の細径スコープを使用します。
一般的には鼻から挿入するほうが、嘔吐反射が少なくて楽なのですが、希望があれば経口からも行います。
病変があれば生検も可能です。
Step7 観察-胃の中を観察します
食道、胃、十二指腸の順に観察していきます。
Step8 検査が終わったら
検査後、画像を見ながら医師から検査結果をお伝えさせて頂きます。約30分~60分で水も飲めますし、食事もできます。すぐに帰宅できます。車の運転もできます。
★眠っている間に受けられる胃カメラをご希望された場合は眠気が覚めるまで30分程度、ベットでお休みして頂きます。
鼻から胃カメラの特徴 point
特徴1 吐き気が少ない検査です。
風邪をひいたときの診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがあると思います。
これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。
ところが、鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。
特徴2 検査中に会話ができます。
口から内視鏡を入れると、口がふさがってしまうために検査中は話ができません。
しかし、鼻から入れる場合は口を自由に動かせますので、検査をしている医師と
「痛くありませんか?」
「はい、大丈夫です」
というような会話ができます。
気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。
★
眠っている間に受けられる胃カメラ検査をご希望の場合はお話はできません
特徴3 体にやさしい検査です。
鼻からの内視鏡は鼻腔(びくう)へスプレーをして出血を予防し、ゼリー状の液体を流し込んで局部麻酔を行いますが、鼻の中に注射するようなことはありません。
麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30~60分で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。
★
眠っている間に受けられる胃カメラ検査をご希望の場合は眠気が覚めるまでベットでお休み頂いてからのお帰りになりますのでお時間に余裕を持ってお越しください。
Q.1健康保険は適用されますか?
A.1適用されます。金額は検査の内容によって多少異なりますが、3割負担の場合、自己負担額は5000円が目安です。ただし、人間ドックや自覚症状がなくて健康診断として内視鏡検査をする場合は、自由診療となりその分費用がかかります。
鎮静剤に関しては保険適応外になりますのでクリニック負担で検査をさせて頂いておりますので、追加料金はかかりません。
Q.2口からの内視鏡はできますか?費用は?
A.2ご希望であれば経口から検査が可能です。費用は鼻からも口からも同料金です。
Q.3口から入れる内視鏡と比べて、検査時間に違いはありますか?
A.3検査時間はほとんど変わりません。ただ、嘔吐反射が少なく苦痛が軽減されます(※)ので、 多くの方
が検査時間を短く感じられるようです。 (※軽減の程度には個人差があります)
Q.4鼻から挿入して痛くありませんか?
A.4個人差はありますが、麻酔などの前処置をしっかりと行うことで、多くの方々はあまり痛みを感じないと
おっしゃっています。一般的なアンケートの結果によると鼻からの内視鏡検査を受けた人たちの約95%が
「次回も鼻から」の検査を希望しています。
Q.5鼻血が出るようなことはないのですか?
A.5まれにあります。ただ、鼻粘膜を保護するなどの前処置をしっかりと行うことと、医師もカメラの映像をみながら挿入することで、ほとんどの場合、鼻粘膜を傷つけることなく検査を行なうことができます。
Q.6鼻の奥を傷つけることはありませんか?
A.6最近の内視鏡は、スコープの先端部分がしなやかになり、鼻の中を通るのに適した柔らかさになっています。また、鼻腔を広げたり通過をよくする麻酔が使われたりするなど工夫がなされていますので心配ありません。
Q.7鼻から水が入った時のような痛みは感じませんか?
A.7感じ方は個人差がありますので、ツンとするような感じを持たれる方もいらっしゃいますが、
大きな痛みではないようです。
Q.8左右、どちらの鼻に入れるのですか?
A.8通常、通りの良い方を選んでいただきます。ただし、選んだ側が狭かったり曲がったりしている場合などは、もう一方の鼻からの挿入に切り替えるときもあります。
Q.9鼻からの内視鏡で胃の組織などを採取したり、処置することもできるのですか?
A.9病理学的な検査を行うために組織を採取することができます。
Q.10花粉症でも検査はできますか?
A.10検査の前には、粘膜を収縮させるスプレーを噴霧して鼻腔を広げて通りをよくしますし、炎症を起こした粘膜を保護するために麻酔の入ったゼリーを塗りますから、ほとんどの場合は大丈夫です。
Q.11鼻からの内視鏡ができないケースもあるのですか?
A.11ありますが経験豊富な院長が行うためとても稀です。その場合は口からの検査になります。
Q.12鼻から入れる内視鏡って、どのくらいの太さですか?
A.12先端の太さは5.9mmで、うどんの太さとほぼ同じです。
(参考:口から入れる内視鏡の先端の太さは9~10mmです。)
Q.13口から入れる内視鏡より細くなっていることで、精度が劣るのではないでしょうか?
A.13最近の内視鏡は、高画質のCCDや、高性能で広角なレンズを搭載していますから、口からの内視鏡と遜色のない精度での観察が可能です。 むしろ口からの内視鏡では今まで見えにくかった部位を比較的容易に観察することができるようになっています。
Q.14鼻からの内視鏡はどういう人に向いているのですか?
A.14口からの内視鏡検査で苦しかった経験を持つ人、バリウムによるエックス線検査が嫌いな人に適しています。また予防的な検査である健康診断や人間ドックでも病巣の早期発見に威力を発揮します。
Q.15検査終了後、何か注意することはありますか?
A.15強く鼻をかむようなことは慎んでください。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)について
肛門からスコープを挿入し、盲腸までの全大腸を観察する検査です。
大腸癌や大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の診断が可能です。
大腸への送気に炭酸ガスを使用しますので、お腹の張りが少なく楽に検査が受けられます。
ご希望の場合、鎮静剤を使用し眠った状態で検査を受けて頂けます。
大腸カメラ検査や飲んで頂く下剤の飲み方を動画で分かりやすく説明しています。
https://www.eapharma.co.jp/patient/products/moviprep/howto/mov001.html
月~土曜日の午前の診察が終わり次第、毎日行っております。
1日3名の検査に対応しております
①11:45 ②13:00 ③14:00
胃カメラ検査も同時にご希望の場合は、眠っている状態で先に胃カメラ検査を行ってから、大腸カメラ検査をさせて頂きます。
費用
料金は3割負担の場合、5000円ほどですが、生検検査を行うとそれ以上の費用がかかります。
当院の下部内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴
1、眠った状態で受けられる痛くない、苦しくない大腸カメラ
眠っている状態で検査を受けられます
希望があれば鎮静剤を使用します。この場合、眠っている間に検査が終わり、非常に楽です。
眠気が続く場合がありますので自動車やバイクを運転しての来院は不可です。
鎮静剤を使用した大腸カメラを受けて頂いた後は、約1~2時間程度院内で休んで頂く必要があります。検査後もお休み頂けるベッドを用意しております。
しっかり起きていただいた状態で検査後の説明をさせていただきます。
鎮静剤使用に関しては、別途料金は生じません。
2、消化器内視鏡学会専門医による検査
消化器内視鏡学会専門医である私が検査、診断、説明を責任をもって行います。
私は日本消化器内視鏡学会の専門医であり、食道がん、胃がん、大腸がん、胆道がんをはじめとした消化器疾患の検査、診断を行ってきました。消化器を知り尽くした医師が合併症のない、正確な鑑別診断を行う内視鏡検査を提供します。なお、生検を行った場合、その結果は後日改めて診察にて分かりやすく説明いたします。
3、総合病院と同等の高性能の医療機器
内視鏡機器は富士フィルムの最新鋭のEP6000システムを採用しております。非常に高性能の機器ですのでとても鮮明な画像が得られ、より正確な診断が得られます。
EP6000システムの特徴
「マルチライトテクノロジー」により、微小な病変の観察をサポート
複数の照明の発光強度比を高精度に制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成し、画像処理を組み合わせることで、観察に適した画像を作り出す技術「マルチライトテクノロジー」を採用。粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」により、微小な病変の観察をサポートします。
病変の拡大写真
大腸がん症例写真
4、拡大観察でより正確な診断
拡大して観察できるスコープを使用することで大腸の早期がんの発見や腫瘍の広がり、悪性度などがわかるため、より正確な治療方針の決定が可能となります。
5、おなかの張らない検査
小さなポリープも見逃さないよう検査の際に十分に大腸を膨らませて観察しますが、おなかの張りをなくす工夫をしております。観察時に大腸を膨らませるガスにも空気の代わりに検査後のおなかの張りを軽減させる二酸化炭素を使用しております。
6、最高水準の衛生管理
ガイドラインに準拠し、1件ごとに手洗いと最新の富士フィルム製内視鏡洗浄機による洗浄・消毒を行うことで様々な病原菌を制御し、確実で安心できる洗浄システムを採用しています。また検査で使用する物品は全てディスポーザブルとしております。
7、院内で下剤を飲まれる方の専用個室、個室の横にトイレもご用意しております。
個室は開閉式の窓がありますので換気も十分行えます。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ
検査方法
下剤を服用して、腸が空っぽになってから検査を始めるので、ほぼ一日がかりの検査となります。下剤は1.5Lから2Lの下剤を服用します。
ご自宅で服用されてから来院されても、医院の中で服用されてもどちらでも結構です。
お仕事の都合などでクリニックで下剤を内服ご希望される方もトイレを3か所ご用意しており、専用のお部屋とトイレもございますので他の方を気にすることなく安心してお過ごし頂けます。
検査の流れは次の通りです。
1、予約
大腸内視鏡検査をご希望の場合は、事前に外来を受診していただきます。
●医師による診察ののち予約
●服用中のお薬の確認
(お薬手帳をお持ちの方は持参ください)
検査 月曜日~土曜日まで毎日行っています。午前の診察が終わってからの開始となり①11:45 ②13:00 ③14:00のお時間になります。
2、検査前日
検査には前日午後9時からの絶食が必要です。
アルコールは控えてください。
少量の水分は摂取可能です。
3、検査当日
朝食は取らないでください。
少量の水分は摂取可能です。
起床後、1.5Lから2Lの下剤を服用して頂きます。
便の性状が透明で黄色の水様になれば大丈夫です。
費用
料金は3割負担の場合、5000円ほどですが、生検検査を行うとそれ以上の費用がかかります。
日帰り大腸ポリープ切除術
大腸ポリープは放置すると将来、癌化する危険性がありますので内視鏡的に切除します。
当クリニックでは、大腸カメラ検査を行い、大腸ポリープが見つかった際には、基本的には検査と同日に日帰りでのポリープ切除術を行っております(1cmまでのポリープに対応)。
ポリープを切除するために入院する必要もございません。
大腸内視鏡検査(観察のみ)のみを行い、他の病院に紹介して、大腸ポリープ切除を行ってもらう施設や、検査当日は大腸ポリープの組織検査のみを行い、
後日改めて下剤を再度飲み直して大腸ポリープ切除を行う施設もありますが、当クリニックでは検査と同日の大腸ポリープ切除を基本としております。
ただし、ポリープが1cm以上の大きさの場合には最寄りの総合病院にご紹介いたします。
手術方法 コールドスネアポリペクトミー
切除の方法として、大腸ポリープを焼灼せずに切除する『Cold snare polypectomy』を積極的に導入しております。
これまで、大腸ポリープ切除時には電気を流し、焼きながら切除を行ってきました。しかし、この方法はどんなに注意をしても避けることのできない合併症として、
1-2%程度の後出血のリスクがあるとされてきました。
一方、Cold snare polypectomyは焼かずに切除をすることで、合併症である後出血を未然に回避することが可能となります。
イラストのようにスネアという医療器具を使用し、締め付けて切除するため直後には出血がありますが、すぐ止血されます。穿孔や遅発性の出血がない安全な手法です。
注意事項
ポリープ切除後は3日間、激しい運動、暑すぎるお風呂、排便時の叱責を控えて頂き、食事は香辛料、アルコールを控えていただきます。
料金 (保険適応)
3割負担で
約2万~3万円
※加入されている保険が、日帰り手術対応の保険の場合は保険会社に手術代を請求できます。
腹部超音波(エコー)検査
高い周波数の超音波を腹部にあて、腹部臓器の状態を調べる検査です。肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓
大血管の様子を観察することができます。
★最新鋭の高性能機器
腹部エコーには日立のFUTUSという最新の高性能エコーを採用しており、非常に鮮明な画像が得られますので正確な診断が可能です。
超音波検査の利点として4つが挙げられます。
1.痛くない
2.レントゲンやCTのように被曝の心配がない
3.短時間で行える
4.リアルタイムの画像が見られる
★腹部超音波(エコー)検査方法
検査用のゼリーを腹部全体に塗りながらプローブを当てて観察します。
検査中は観察する部位によって「大きく息を吸って、止めて、」と院長から声がかります。指示があったらできるだけ指示に従って頂いて呼吸してみてください
※体調不良や身体に痛みがあって検査に不安がある方は、遠慮なく申し出てください。
★腹部エコー検査でわかる臓器
肝臓、胆のう・胆管、膵臓、腎臓、などが検査対象です。
肝臓の働き
「代謝」「解毒」「胆汁分泌」です。
まず代謝についてですが、肝臓は食べたものをエネルギーに変えます。
次解毒についてですが、肝臓は体に入ったアルコールや薬の毒物を分解し、無毒化します。
最後に胆汁分泌ですが、肝臓は「胆汁(たんじゅう)」というものを分泌し、十二指腸での脂肪の消化を助けます。
分かる病気
肝のう胞
肝臓にのう胞と呼ばれる袋のようなものができる病気です。
多くの場合、無症状また良性の病気のため、問題はありません。
脂肪肝
名前に「脂肪」とあるように、肝臓に脂肪がたまってしまう病気です。
症状がほとんどありませんが、肝臓に負担がかかっている証拠ですので、治療、また生活習慣の改善が必要になります。
肝硬変
肝臓が硬く変化するため「肝硬変」と言います。
肝炎ウイルスによるものが多いですが、それ以外にもウイルス性、アルコール性、自己免疫性などそれ以外が原因の場合もあります。
肝臓がんなどの合併症の恐れもあるため、早期発見、早期治療が重要です。
胆のう・胆管の働き
胆のうは、肝臓で作られた十二指腸での脂肪の消化を助ける「胆汁」を溜めておく袋のような臓器です。
食事をすると、胆汁は胆管を通って十二指腸に流れ込み、消化を助けます。
分かる病気
胆石
胆汁の成分が固まって石ができてしまう病気です。
コレステロールが固まって胆石となる事があるため、脂肪の多い食品、例えば肉、バター、生クリーム、揚げ物などが好きな方は注意が必要です。
胆のう炎
胆のう・胆管に炎症が起こる病気です。
多くは胆のうや胆管に詰まった石が原因で細菌に感染し、炎症が起きるため、胆石の人がかかりやすいと言われています。
胆のうポリープ
胆のうにできる「できもの」の総称です。
ほとんどのポリープは良性ですが、大きくなると悪性の可能性が高くなるため、ポリープがあると言われた場合は、経過観察、場合によっては手術が必要な場合があります。
膵臓(すいぞう)の働き
膵臓は胃の裏側にあるオタマジャクシのような形をした細長い臓器です。
膵臓の主な働きは、食べ物の消化を助ける「膵液」という消化液の分泌、また血液中の糖を使ってエネルギーを作るインスリンを分泌し、血糖値を一定の濃度にコントロールする働きです。
分かる病気
膵炎
膵臓がうまく機能しなくなり、膵臓が膵臓を消化してしまい、出血、むくみなどの炎症が起こる病気です。
お酒の飲み過ぎが一番多い原因のため、過度の飲酒は控えるようにしましょう。
膵石
膵臓の中に石ができてしまう病気です。膵炎と診断された患者さんに多くみられます。
飲酒後や食事後にお腹が痛む、背中が痛くなる、という方は要注意です。
のう胞
膵臓の中、もしくはその周囲にできた袋です。「膵のう胞」とも言います。
膵炎による良性のものです。
腫瘍
粘液を作る腫瘍細胞の溜まったものが袋状に見えるものです。「腫瘍性膵のう胞」とも言います。
のう胞と似ていますが、のう胞は炎症などによって起きたものであり、腫瘍とは別物です。
腫瘍は良性悪性があり、良性のものでも悪性に変化することがあるため、注意が必要です。
腎臓の働き
腎臓の主な働きは、大きく分けて3つあります。
「血液に関わる事」と「イオンバランスの調整」と「強い骨作り」です。
まず、血液に関わる事ですが、腎臓は血液をろ過して不要な物を尿として外に出したり、血圧を調整したり、血液を作ったりしています。
次にイオンバランスの調整ですが、腎臓は体内のイオンバランスを調整しています。イオンバランスが崩れると、めまいや疲れなど様々な症状が表れます。
最後に強い骨作りですが、腎臓はビタミンDを活性化して、カルシウムの吸収を促進、強い骨作りを促します。
分かる病気
のう胞
腎臓に1個から数個ののう胞ができる病気です。「単純性腎のう胞」とも言われます。
通常は無症状で、ほとんどの場合、問題はありません。
多発性のう胞腎
のう胞がたくさんできて、腎臓の働きが低下していく病気です。遺伝性があります。
40歳代くらいまでは無症状で経過しますが、症状が出た場合は腰痛、腹痛、血尿、お腹が膨れるなどが表れることがあります。
★検査前の注意事項
検査前日
・21時までに食事を済ませてください。21時以降、就寝前まではスポーツ飲料、お茶などの水分の 摂取は可能です。
・常用している薬がある方は事前にご相談ください。
検査当日
・午前中の検査の場合は朝食は取らないでください。水分も控えてください。午後の検査の場合は朝ごはんはしっかり食べてください。お昼ご飯は取らないでください。水分も検査の8時間前から控えてください。
・検査後はすぐに食事をとることができます。
★所要時間
20分程度
★ご希望があれば、胃カメラと同時に検査可能です
胃カメラ検査の詳細はこちら
★検査費用
3割負担の方で1,600円程度