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東近江市八日市にある小児科です。---小児科・小児神経・てんかん---

電話でのお問い合わせは0748-43-0920

〒527-0023 滋賀県東近江市八日市緑町5-27

かぜについてcontact us

 かぜはウイルスにより引き起こされる感染症です。ウイルスは鼻粘膜に感染し増殖します。この部位は左右の耳につながっています。ウイルスが増えると透明な鼻汁がでて、その後咳がでたり鼻水が黄色くなってきます。はじめに発熱することもよくあります。 通常のウイルス感染でも数日間発熱が持続したり、咳が長引き2-3週間続くことも稀ではありませんが合併症を起こさない限り治ります。治療については直接かぜのウイルスをやっつける薬はありませんが症状を軽くすることはできるかもしれません。しかし、ウイルスの種類や体質によりウイルスが肺にまで到達したり、細菌の二次感染(体力低下等に伴い別の病原体が増殖する)がおこることがあるため、耳を痛がる様子や発熱が4-5日以上続いたり、息苦しくなった(呼吸が速い、ぜーぜーする、首の根元や肋骨の間が呼吸時にへこむ)際にはこじらせている可能性があり再診が必要です。その際には抗菌薬等のさらなる治療の必要性を判断することになります。 かぜ薬については効果がはっきりしているものは少なく無意味な投薬を避けたほうが良いと考えています。たくさん薬を飲んだからといって肺炎などの合併症を予防できる可能性は低いと考えられています。お薬をいっぱいもらえたら安心する方の気持ちは理解できますが、お子さんに悪影響がある薬剤もあるため注意が必要です。 またホームケアは特に小さなお子さんのかぜにとって大切です。鼻がかめないお子さんに鼻汁吸引をしたり、食事内容を工夫したり、かぜでしんどい時にご家族の誰かが看病してくれればお子さんにとって何よりの薬になるでしょう。皆さん大変お忙しいと思いますが小さいお子さんが病気になった際には近くで見守ってあげることができる社会であってほしいと思います。